フローリングは一般の家庭で最も多く使用されている床材です。
それは、きれいな木目と足触りの良さ、他の素材にはない「ぬくもり」があって、リビングや寝室などの空間に、よりよい快適性を与えてくれるからです。
しかし、日常生活の中で避けられないのが、ゴムの跡などの色んな汚れ。
特にお子さんのいたずらや遊んだ跡、家具の移動などでゴムの跡などがついてしまうことは少なくありません。
そんな時、どうすればフローリングを傷つけずにゴム跡だけ除去し、キレイに取り除くことができるのかが気になりますよね。
この記事では、フローリングについたゴムの跡の原因から、効果的な取り除き方までを詳しく解説していきます。正しい方法を知ることで、フローリングを長持ちさせる手助けとして頂ければ嬉しいです。
フローリングのゴム跡の原因は、スリッパの裏側の劣化や家具の足、椅子の滑り止め、おもちゃなどのゴム部分がフローリングに接触したことにより、黒や灰色の痕跡が残ってしまうことが主な原因です。
特に、重い家具を移動させたときの引きずりや、子供がゴム製のおもちゃで遊んだ後などに発生することが多いです。
このゴム跡は、ゴムがフローリングの表面に摩擦や圧力を与えて、ゴムの成分や色素がフローリングの“目には見えないくぼみ”などに入り込んでしまうことで発生します。
一度ついてしまうと、普通の掃除方法ではなかなか取り除くことが難しく、放置しておくと床の見た目を損なうだけでなく、時間が経つにつれてゴムの成分がフローリングにどんどん染み込んで、取り除くのがさらに難しくなる可能性があります。
ゴム跡をつけさせないための「予防方法」
フローリングにゴムの跡が付かないようにするための予防策は、日常生活の中でのちょっとした工夫で実現できます。
家具の足にフェルトやクッションを取り付ける：
家具の足に付いているゴムがフローリングに直接触れないようにすることで、ゴム跡のリスクを大幅に減少させることができます。
ゴム製のアイテムの使用を適切に：
子供のおもちゃやスポーツ用具など、ゴム製のアイテムを使用する際は、強く床に押し付けたり、こすったりしないように注意することが大切です。
滑り止めの選び方：
キッチンマットやバスマットの滑り止めを選ぶ際は、フローリングに色移りしにくいものを選ぶ、又は定期的に位置を変えることで、同じ場所に長時間ゴムが触れるのを防ぐことが大切です。
定期的な掃除：
フローリングは定期的に掃除をして、ゴムや他の汚れが付着したらすぐに拭き取ることが重要です。
ゴムが付着した直後であれば、比較的簡単に拭き取れます。
すぐに拭き取らず、長時間放置すればするほど、拭きとれなくなりリスクが高くなります。
ここで注意です。
ワックスがかけてあるフローリングにはアルコールを使用しないでください。
ワックスはアルコールに反応すると白くなってしまいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
↓↓↓
「フローリングがアルコールで白くなった。カビ対策と同じ方法は厳禁！再発させない掃除術⇐」
フローリングを傷つけずにゴム跡を除去する方法
フローリングに付いたゴム跡を、フローリングを傷つけずに取り除くための基本的な方法を以下に紹介します。
消しゴムを使用する：
ゴム跡が薄い場合、「普通の消しゴム」を使ってやさしくこすることで、ゴムの跡を取り除くことができます。
ただし、強くこすりすぎるとフローリングを傷つける可能性があるので注意が必要です。
ハンドクリームやサラダ油を利用：
ゴム跡に少量のハンドクリームやサラダ油を塗布して、柔らかい布でやさしくこすることで、ゴムの成分を溶かして取り除くことができます。
オレンジの成分入りの洗剤を活用：
オレンジの皮から抽出される天然の溶剤は、ゴム跡やその他の頑固な汚れに非常に効果的です。
市販の洗浄剤にも含まれていることが多いので、適量を染み込ませた布でゴム跡を拭き取ると除去できる場合があります。
ホームセンターなどで販売しているリンレイのオレンジ成分配合「ウルトラオレンジクリーナー⇐」という洗浄剤が特にオススメです。
私の家にも4歳の子供がいまして、遊んだ後の“シールの糊”や“ゴム跡”は私の経験上でも、リンレイのウルトラオレンジクリーナーで拭けばフローリングを傷つけずに、必ず落ちてくれています。
水と中性洗剤の組み合わせ：
ゴム跡が新しい場合や薄い場合は、水と中性洗剤を組み合わせて拭き取るだけで十分な場合もあります。
IMPACTシリーズの製品の活用：
特に頑固なゴム跡には、PROUP株式会社の「シール剥がし インパクトD-リモネン 原液⇐」が効果的です。
この製品は高濃度のD-リモネンを含んでおり、ゴム跡だけでなく、その他の頑固な汚れも取り除くことができます。
アルコールスプレーの使用：
台所用のアルコールスプレーをゴム跡に吹きかけ、柔らかい布で拭き取ることで、色移りしたゴム跡を取り除くことができます。
ただし！前述したように、ワックスがかけてあるフローリングには、アルコールは絶対に使用しないでください。
詳しくはこちらをご覧ください。
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「フローリングがアルコールで白くなった。カビ対策と同じ方法は厳禁！再発させない掃除術⇐」
酸素系漂白剤の活用：
酸素系の漂白剤を使用して、ゴム跡を浸けることで、色移りを薄くすることができます。
ただし、使用前にフローリングの材質や色に影響がないかを確認することが重要です。
これらの方法を試す際は、まず目立たない場所でテストを行い、フローリングにダメージがないか確認することをおすすめします。
ゴム跡の除去作業の時の注意点
テストを行う：
使用する洗剤や方法を試す前に、目立たない場所でテストを行い、フローリングにダメージや変色がないかを確認してください。
強くこすらない：
ゴム跡を取り除く際に、強くこすりすぎるとフローリングを傷つける可能性があります。
やさしく、丁寧に作業を行うことが重要です。
使用後はよく乾燥させる：
洗剤や水を使用した後は、フローリングをよく乾燥させてください。
湿ったまま放置すると、フローリングが変形する恐れがあります。
化学物質の取り扱いに注意：
D-リモネン（オレンジの成分）やアルコールなどの化学物質を使用する際は、換気を良くし、直接手に触れないようにしてください。
また、使用後は子供やペットの手の届かない場所に保管してください。
フローリングの材質や仕上げに合わせた対応：
フローリングの材質や仕上げによっては、特定の洗剤や方法が推奨されている場合があります。
メーカーの指示やケアの手引きを参考にして、適切な対応を行ってください。
ゴム跡を取り除く作業は、適切な方法と注意を払って行うことで、フローリングをきれいに保つことができます。
まとめ：フローリングを長持ちさせるためのポイント
フローリングは家の中で最も使用頻度が高い部分の一つであり、その美観と機能性を長く保つためには適切なケアが必要です。
特にゴム跡は、日常生活の中で避けられない汚れの一つとして多くの家庭で悩みの種となっています。
予防は大切：ゴム跡が付かないようにするための予防策を日常的に取り入れることで、フローリングの美しさを長く保つことができます。
適切な対処法を選ぶ：ゴム跡が付いてしまった場合は、その深さや範囲に応じて適切な対処法を選び、フローリングを傷つけずに汚れを取り除くことが重要です。
定期的なケア：フローリングの日常的な掃除を行うことで、ゴム跡だけでなく、その他の汚れやダメージからフローリングを守ることができます。
最後に、フローリングの材質や仕上げ、メーカーのケア指示を参考にしてください。
適切なケアを心がけることで、長く快適な生活空間を保つことができます。
どうしてもゴムの跡がとれず、リフォームを検討する場合
どうしてもゴムの跡などの汚れがとれず、リフォームを検討する場合、一般的にはフローリングの「張り替え」を検討する方が多いと思います。
しかし、フローリングの「上貼り」であれば、張り替え予算の１/3でフローリングのリフォームが可能です。
フローリングの上貼りリフォームをおすすめする理由
コスト削減：完全な貼り換えに比べて、上貼りリフォームは材料費や工事費が削減されるため、予算を大幅に抑えられます。
- 「これ本当に上から貼ったの？」：独自の加工技術により、フローリングの収まりを、もとの床の高さに調整できます。
詳しくは「リクテカ⇐」にお問い合わせください。 工事期間の短縮：既存のフローリングの上に新しい材料を貼り付けるだけなので、工事期間も短くなります。
生活の中断が少ない：生活スペースの確保など、大掛かりな工事が不要なため、仮住まいをせずに、住みながらの工事が可能です。
環境への配慮：既存のフローリングを取り除くことなく上から貼り付けるため、廃材が少なく、環境にやさしい上に、廃材処分費も削減できます。
フローリングの上貼りリフォームは、コストや工事期間、工事中の生活のしずらさを最小限に抑えつつ、新しいフローリングに新調できる最適な方法と言えます。
「リクテカ⇐」は床暖房、防音フローリングの上から張れる床材の正規取扱店です。
現場調査、お見積りは無料で行っています。
フローリングの事でお困りごとがありましたらご相談ください。
