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【6畳限定】上貼り vs 張り替え:費用・工期・耐久性を実例で比較します!

フローリングのリフォームを考えたとき、「上貼り」「張り替え」どちらが良いか迷いますよね。
特に、費用や工期の違いが気になるポイントになると思います。

この記事では、6畳を題材にして「上貼り」と「張り替え」の費用・工期・耐久性をわかりやすく比較しています。
これからリフォームを検討される方が、最適な選択ができるような実例を交えて解説します。

6畳のフローリングリフォーム、上貼りと張り替えで費用はどう変わる?

6畳の部屋でフローリングをリフォームする際、最も気になるのはやはり費用の差ではないでしょうか。
「上貼り」と「張り替え」では、工法そのものが違うため、材料費や施工費に明確な違いが出ます。

材料費の違いとその背景

上貼り工法は、既存のフローリングの上から薄い新しい床材を重ねて貼る方法です。
このため、撤去作業が不要で廃材処理も発生しないため、使用する材料の種類も軽量・薄型のものが選ばれる傾向があります。
一方、張り替え工法では既存床をすべて撤去してから新たに床材を敷設するため、本格的な無垢材や厚みのある複合フローリングなど、使用する素材の選択肢も広がり、それに伴って材料費も上がりやすくなります

工賃・施工費はどちらが高い?

工賃は、上貼りの方が一般的に1/3程度安くなる傾向があります。
張り替えの場合、既存床材の解体・廃材運搬・処分作業が発生し、作業時間や人手も必要となるため、どうしても施工費が高くなります
一方、上貼りは撤去不要かつ作業時間も短いため、職人の拘束時間が少なく済み、結果として施工費を抑えることができます

見積もりの取り方と注意点

見積もりを依頼する際には、「材料費」「施工費」「廃材処分費」の3点が明記されているかを確認しましょう。
特に張り替えは、解体や運搬に関わる追加費用が後出しで請求されるケースもあるため注意が必要です
6畳の場合、「一式いくら」ではなく内訳の見える見積もりを複数社から取ることをおすすめします。

工期の違いは?住みながらできるかも含めて比較

費用と並んで気になるのが、リフォームにかかる工期の長さです。
特に在宅ワークや小さなお子さんがいるご家庭では、「住みながら施工できるかどうか」は大きな判断基準となります。

上貼りは半日〜1日で完了が基本

上貼り工法の大きな特徴は、工期が非常に短いことです。
6畳程度の広さであれば、実質半日〜1日で施工が完了することがほとんどです。
撤去や下地調整の工程が少ないため、職人1〜2人での作業でもスムーズに進行できるのが強みです。

張り替えは撤去・廃材処理で日数が延びる

張り替えの場合、まず既存のフローリングを撤去する作業が必要です。
廃材の搬出や処分も加わるため、作業期間は2〜3日かかるケースが一般的です。
下地の状態によっては補修作業が追加になることもあり、さらに日数がかかる可能性もあります。

住みながらリフォームできるかどうか

上貼りは、音やホコリの発生が比較的少なく、家具を移動しながらの施工も可能です。
そのため、住みながらのリフォームに向いています。
一方、張り替えは解体音や木くずの飛散が大きく、居室の使用が制限されるため、仮住まいが必要になる場合もあります
工期と生活スタイルのバランスを見て判断することが大切です。

耐久性や仕上がりの違いをチェックしよう

見た目はもちろんですが、長く使うフローリングだからこそ耐久性仕上がりの品質も重要な比較ポイントです。
「上貼り」か「張り替え」かで、床の安定性や美しさにはどう違いが出るのでしょうか。

床のたわみや沈みに対する強さ

張り替え工法では、既存の床を撤去して新しい下地から施工し直すため、床全体の剛性が高く、たわみや沈みにくさが期待できます。
特に古い家や床鳴りの気になる場合は、張り替えによってしっかりと改善できるケースが多いです。
一方、上貼りは既存の床の上に重ねる形になるため、元の床にたわみがあるとそのまま影響を受けやすい点には注意が必要です。

接着方法と仕上がりの均一性

上貼りでは、専用の接着剤や両面テープで貼り付ける方法が主流ですが、下地の凹凸によっては仕上がりにムラが出ることもあります
一方、張り替えでは下地から調整ができるため、床材をフラットに貼れる確率が高く、仕上がりも均一になりやすいです。
ただし、施工精度には職人の腕も大きく関係するので、経験豊富な施工店を選ぶことが大切です。

見た目や質感に影響する下地の重要性

上貼りでは下地を触らないため、もともとのゆがみや不陸(水平でない部分)が残る可能性があります。
逆に張り替えでは下地の傷みをチェックし、必要に応じて補修できるため、新築のような仕上がりを実現しやすいです。
そのため、「見た目と使い心地の両方にこだわりたい」という方には張り替えが向いているケースもあります。

6畳で実際にかかる金額例|シミュレーション付き

「結局いくらかかるのか?」というのは、リフォームを考える上で最も気になる点のひとつです。
ここでは、6畳の部屋を前提に、「上貼り」と「張り替え」それぞれの費用を実際の相場に基づいてシミュレーションしてみましょう。

上貼りの場合の金額例と内訳

上貼りで6畳のフローリングを施工する場合、材料費と工賃込みで約10万円〜18万円が目安です。
内訳としては、フローリング材(約7万円)、接着剤や副資材(約1万円)、施工費(約2.5〜9万円)となります。
短工期・低コストで仕上げたい方には、非常に魅力的な選択肢です。

張り替えの場合の金額例と内訳

張り替えの場合は、既存床の撤去費・廃材処分費が加わるため、約18万円〜30万円が相場です。
内訳は、材料費(約6〜10万円)、撤去・処分費(約3〜6万円)、施工費(約5〜10万円)といったところです。
特に築年数が古く下地調整が必要なケースでは、さらに追加費用が発生することもあります

節約するポイントと注意点

費用を抑えるためには、「材料持ち込み可の業者を選ぶ」「施工範囲を最小限にする」などの工夫が有効です。
ただし、価格だけに注目して施工品質が下がると、かえって修繕費用がかさむリスクもあります
6畳程度の空間でも、安さだけでなく耐久性や仕上がりとのバランスを意識することが大切です。

どちらが向いている?選び方のポイント

上貼りと張り替え、それぞれにメリット・デメリットがありますが、「自分の家にはどちらが合っているか?」を判断するポイントを整理してみましょう。
家族構成や生活スタイル、築年数や将来の見通しによって、最適な選択は変わってきます。

家族構成やライフスタイルで選ぶ

例えば、小さなお子様がいる家庭では、工期が短く音やホコリが出にくい「上貼り」が向いています。
逆に、床が抜けそうなほど老朽化している場合や、しっかりと長持ちする床にしたい場合は、「張り替え」でしっかり下地から整える方が安心
です。

また、ペットを飼っているご家庭では、すべりにくさや耐久性にも注目して選ぶと良いでしょう

床下の状態や築年数によって判断

築年数が浅く、既存床がしっかりしていれば、上貼りでの施工が可能です。
ただし、床鳴りがある・沈み込みがある・不陸が見られるといった場合には、張り替えで下地を修復する方が確実です。
事前に現地調査を依頼して、床の状態をチェックしてもらうことが重要です。

将来のメンテナンスを見越した選び方

ナオスフローリングのように部分張替えが可能な上貼り材を選べば、傷んだ箇所だけを将来交換できるメリットもあります。
一方、張り替えは一度しっかり施工すれば長期的に手がかからないという安心感があります。
リフォーム後のライフプランや再施工のしやすさまで考慮して、長期的な視点で選ぶことが大切です。

まとめ

6畳のフローリングリフォームでは、「上貼り」と「張り替え」で費用・工期・耐久性に大きな違いがありましたね。
工期や予算を抑えたいなら上貼り、下地からしっかり直したいなら張り替えがおすすめです。

どちらにもメリット・デメリットがあるからこそ、部屋の状態やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
この記事を参考に、あなたのご家庭に合った最適な方法を見つけてくださいね。

フローリングのリフォームはリクテカへ

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