フローリングの一部だけが傷んでしまった。
ネットを調べると、同じフローリングの品番が絶版になった。仮にあっても、古い箇所と新しい箇所で色がくっきり分かれて格好悪い・雄サネと雌サネで効きあってるから、部分的外すと元には戻らない・巾木もやり替えが必須。
他の部分はどこも悪くないのに、フローリングを全面張り替えしないとキレイにならないの？
全面張り替えは理不尽にも感じるほどの高額工事なので、そう思うのも無理はないです。
正直、全部やり替えるなんて、考えるだけで気が重いですよね。
そんな時の選択肢が『フローリング業界初の部分張替えを可能にしたナオスフローリング』です。
ナオスフローリングで施工済みの床なら、1枚から必要枚数だけ交換できて、暮らしを止めず（仮住まい、家具の一時保管など）に直せます。
１箇所であれば20～30分の作業時間で終わります。
色柄の安定ストックと現場でのサンプル合わせで、つぎはぎ感はありません。
ドアの干渉や段差が発生しても、独自技術の下端カットや既存床の削り加工で「え？これ本当に上から貼ったの？」と、上貼りとは思えない納まりに施工できます。
しかもナオスフローリングは、全面張替え比で最大約80％のコスト削減を実現しています。
この記事では、失敗しない判断基準と手順、費用の考え方まで、体験ベースでわかりやすく解説します。
既存の建具と見切り材の下にナオスフローリングを収める加工の現場風景です↓↓↓
もくじ
部分張り替えの成立条件と判断フロー｜“ナオス施工床のみ可”の理由
朝の光でえぐれ傷が目に入るたびに、気持ちも沈むものです。
「でも、全部を替えるのは違う気がする。」と胸の奥でため息がこぼれる瞬間があります。
そんなときに現実解になるのが、ナオスフローリングの部分張り替えです。
ナオスフローリングで施工済みの床ならば、同じ仕様の板を1枚から必要な枚数だけ入れ替えられます。
ジョイント形状や厚み、質感、色柄と、まったく同じ床材を入れるので、取り替え部分の違和感がまったくありません。 まずは症状と下地を丁寧に診断し、沈み・浮き・たわみは補修を先行させます。
この順番を守ることで、見た目だけでなく踏み心地まできちんと戻ります。
とは言っても、今までの部分貼り替えの現場で、下地にまでダメージが及んでいることは経験上、ほとんどないです。
なので、部分張り替えの場合は、下地調整の費用はかからないと見ても良いと思います。
「必要なところだけ、手早く直して、暮らしを止めない。この三拍子で補修の工賃を大幅削減！」そんな安堵を目指すための考え方と段取りを、ここから具体的にお伝えします。
上貼りと張替えの全体像を先に整理したい方は→フローリングは張り替える？上から貼る？費用・工期・仕上がりを6帖と3LDKで比較！
どんな症状なら1部分で直せる？沈み・たわみは必ず補修が前提
部分張り替えの主役は、えぐれ傷や表面のめくれ、家電やイス脚で付いた局所的な凹み、日焼けによる濃淡差など“点”で起きた表面の損傷です。
一方で、歩くとフワッと沈む、キシむ音が続く、踏み替えで段差を感じるといった症状は下地が原因（フローリングの下の部分）です。
この場合、板だけ替えても根本は解決せず、数カ月後に不満がぶり返します。
だからこそ沈み・浮き・段差は補修が必須です。
具体的には、弱った部分の根太を増し打ちし、劣化した合板は該当箇所を部分的に切り抜いて新しい合板へ差し替えます。
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下地が整えば、交換枚数は最小で済み、踏み心地も「スッ」と軽やかに戻ります。 「見た目が直るだけでなく、体が先に“良くなった”と感じる。」この順番を守ることが、満足度を大きく左右します。
症状ごとの見極め手順は→【保存版】フローリングの劣化診断｜張替えか上貼りかの見極め方と業者の選び方
20％ルールで見極め｜下地の全面交換と部分補強の費用差が境目
見積段階で私たちがまず共有するのが「差額の20％ルール」です。
下地の全面交換と必要箇所だけの補強を並べて比較し、費用差が20％を切るなら全面張り替えを優先します。
広範囲に弱った下地を小刻みに直すより、初回でしっかり整えるほうが、後々の手直し費や不安をまとめて抑えられるからです。
逆に、弱点が点在し補修範囲が限定的なら、部分補強＋必要枚数のみの交換が最短距離になります。
この判断軸を最初に握っておくと、「どこまで直すのが正解か」がクリアになり、ムダな出費や工期のブレを防げます。
「納得して進められる。」という安心感は、数字の透明性から生まれます。
費用判断の比較観点は→フローリングは張り替える？上から貼る？費用・工期・仕上がりを6帖と3LDKで比較！
“他社フローリング”へのパッチ不可｜ナオスで施工済みが必須
他社フローリングにナオスを“部分パッチ”として継ぎ足すことはできません。
フローリング同士をつなぎ合わせる「サネ」部分の規格やエッジ形状、板の厚み、表面の艶や質感、すべてが一致しない上に、フローリングの目地で段差や隙間、きしみの原因が発生するからです。
ナオスフローリング施工の床のみ部分貼り替えは可能という前提は、見た目と機能を両立させるための大切なルールです。
ナオスフローリングで施工済みなら、1枚から何枚でも必要な分だけきれいに入れ替えられて、色柄の連続性も保てます。
「小さなキズのために部屋全体をやり替える不合理から解放たれる。」そんな感覚を、部分張り替えは現実にしてくれます。
将来もし別の場所が傷んでも、同じ要領でとっても簡単に、交換は数十分で終わります。
ナオスフローリングの全体像は→ナオスフローリングで簡単＆低予算┃古い家の床を最新仕様に！正規取扱店が解説します！
↓↓↓部分張り替えの様子。一枚交換の現場風景です。
色柄マッチングのコツ｜18色の使い分けと廃番時の近似対応
同じ品番のフローリングのはずなのに「夜見ると色が合っていたのに、朝に見ると少し違う。」というズレは、照明と外光の影響で簡単に起きます。
そして、数年経つと、廃版になる製品が出てくることは、他社製品よりは少なくても、ナオスフローリングにも稀にあります。
だから私たちは、カットサンプルを複数枚持ち込み、既存床に当てながら光源チェックを行います。
「明るい系」・「中間色系」」・濃い色系」と幅広く、全部で18色のラインナップを用意し、あたりをつけ、現場で最終の微調整をします。
ナオスフローリングの色柄はロット安定（違う生産ラインで製造されていても、色の違いが無い）が前提なので、色味のブレを過度に心配せず、視線の流れや家具配置まで含めた「なじみ方」を設計できます。
「つぎはぎに見えないか。」という不安が、サンプルを当てた瞬間にふっと軽くなる感じを、一緒に体験してほしいと思います。
余談ですが、将来の部分張り替えを見据えて、ご自宅に1ケース確保されている方もいます。
今の床色と同じがいい│現場の光源チェック、手順と注意点
フローリングのリフォームを検討している方で「今使っている床の色と同じ色にしたい。」という方はたくさんいます。
そういった場合、まず既存床の上に候補のカットサンプルを直置きし、正対、斜め、座った目線で順に確認します。
次に自然光、昼白色、電球色といった光源の違いで見え方が変わらないかをチェックします。
木目方向に対してサンプルを合わせ、つなぎ目の影が強調されない角度を探ります。
明るい時間帯と夕方以降の両方を見ると、生活時間の大半で違和感が出ない選択ができます。
最後に三歩下がって全体を眺め、視線が止まらない方を採用します。
写真だけでは決めず、足元で確かめるこのひと手間が、仕上がりの自然さや、満足感を大きく左右します。
目地・境界の違和感を抑える工夫｜見切り材に頼らない納め方
フローリングのリフォームを検討している方の中には、「リビングだけ」や「洋室一室だけ」、「廊下だけ」と言った、1エリアだけリフォームする方もおられます。
そういった「エリア」リフォームをする場合、リフォームをしないエリアとの境界は、フローリングの目地がどこに来るかに注視する必要があります。
部屋の主動線や窓からの反射が強い面を避けて配置すると、目地の存在感が薄まります。
交換位置は壁際や家具のラインに寄せ、視界の中で段取り線が目立たないように計画します。
木目方向は既存にそろえ、柄の山谷が連続して見えるように1/10㎜単位で微調整します。
色は同じ系統の明度でつなぐと、ほんのわずかな差も「陰影」として自然に溶け込みます。
見切り材を増やさずに納めることで、「ここだけ張り替えたのか」と気づかれにくい一体感が生まれます。
仕上がりを見て「思ったよりも自然ね。」とお客様が肩の力を抜く瞬間が、私たちのゴールです。
ロット安定・廃番時の運用｜近似色でも美観を保つ判断軸
ナオスフローリングは他社製品に比べれば、圧倒的にロットに左右されにくい安定した色合いが前提なので、基本は品番通りの張り替えでの対応が可能です。
もし将来廃番になった場合は、同系統の近似色から候補を出し、光源チェックと三歩テストで「なじみ」を優先して決めます。
境界が視線に入りやすい位置なら、交換枚数を一枚増やし、意図的にグラデーションを作ると自然に見えます。
床全体の明暗バランスを壊さないことを最優先に、壁色や建具色との相性も一緒に確認します。
「完璧に同じ」ではなく「生活の中で気にならない」を狙うと、近似対応でも満足度が高くなります。
そのときの小さなため息が笑顔に変わる瞬間を、私たちは何度も見てきました。
“上貼りとは思えない”仕上がり│建具・段差の実務対応
入口のドアが床にこすれる不安や、窓下の見切りが不自然に高くなる心配は、住んでいる方ほど敏感に感じます。
ナオスフローリングの上貼り施工では、仕上がりを「上貼りとは思えない」ように加工する対応が標準工事に含まれます。
境界の取り方や板の納め方を一枚単位で組み立て、目線の流れに段差や影が出ないように整えます。
必要に応じてドアの下端カットや、周囲の既存床を丁寧に削る独自の加工技術で高さをならし、建具の収まりを自然に戻します。
仕上がった瞬間に「これ本当に上から貼ったの？」と笑顔がこぼれる、その一体感を目指して細部まで手を入れます。
ドア干渉は下端カットで解消｜見積内訳に明記してトラブル回避
ドアが床に触れると、毎日の開け閉めが小さなストレスになります。
私たちは現地で開閉角度を確認し、干渉が予見される場合は下端カットの有無と範囲を事前に決めます。
作業は建具の反りや金物位置を見ながら微調整し、開け閉めの軽さと見た目のバランスを両立させます。
費用は見積段階で内訳に明記し、当日の追加が発生しないように段取りを整えます。
ドアがスッと動くだけで、部屋の空気が軽くなるような解放感が戻ります。
窓下枠・框・見切りの段差調整｜既存床を削る独自加工の考え方
上貼りで床の高さが上がると、窓下枠や玄関框まわりが「床が上に乗っているように」見えやすくなります。
そこで周囲の既存床を独自の方法で少しだけ削り、フローリングが建具の下にきちんと収まるように納めます。
見切り材を多用せずに段差を解消できるので、目線が止まらず空間が広く見えます。
加工は削り量と範囲をシビアに管理し、周囲の意匠と連続するようにラインを整えます。
「どこを替えたのか分からない」という驚きが、完成時のいちばんの褒め言葉になります。
弱い下地は部分補強で対応｜根太増し打ちと合板差し替え
踏むとフワッとする感覚や軽いきしみは、板の交換だけでは消えません。
弱っている場所を特定し、ピンポイントで根太を増し打ちして支持力を高めます。
合板が痛んでいる場合は該当箇所を切り抜いて新しい合板へ差し替え、面の強さを回復させます。
高さが増す増張りは採用せず、仕上げのラインを崩さない方法で強度だけを補います。
土台が整えば、表面の板は最小限の枚数交換で済み、見た目も踏み心地も「もとの家らしさ」を取り戻せます。
床暖房・遮音床での部分張り替え｜性能維持のポイント
冬の朝に床がほんのり温かいだけで、立ち上がる気持ちが変わります。
ナオスフローリングであれば床暖房にも対応できるので、暮らしの快適さを保ちながらリーズナブルに美観を回復できます。
また遮音フローリングの上でも部分張り替えが可能で、既存の遮音性能を損なわない使い方ができます。
ここでは現場で大切にしていることと、快適性を維持するためのポイントをお伝えします。
床暖房は“既存床上の上貼り”が前提｜パネルへ直接は張れません
床暖房の場合は既存床の上に上貼りすることが前提です。
暖房パネルへ直接敷くことはできません。
現地では温度設定や稼働条件を確認し、仕上げ後の熱の伝わり方にムラが出ないように配慮します。
ナオスフローリングの施工前と施工後で、床暖房の熱伝導率は変わりませんのでご安心ください。
朝の一歩がほんのり心地よい、そんな繊細な温度差の感覚も損なわないように丁寧に仕上げます。
遮音フローリングの注意｜遮音性能は維持、向上はしない
既存の遮音フローリングの性能は維持されますが、新たに向上することはありません。
マンションの規定に対して不足がない遮音フローリングが施工済みのお部屋が前提なので、ナオスフローリングに遮音性能が無くても、特に問題はありません。
境界の取り方や板の納め方で床鳴りを抑え、既存遮音性能のポテンシャルをきちんと引き出します。
「変わらない安心感」を確保しつつ、「見た目のリフレッシュ」を同時にかなえます。
毎日の暮らしのリズムに合わせ、静けさと足元の心地よさを並走させます。
余談ですが、遮音フローリングの最も良いリフォーム方法は、「既存の遮音床を変えずに遮音性を確保して上貼りリフォーム」です。
遮音フローリングは「はがさない」が正解です。
詳しくはこちらをご覧ください→遮音性能L45を維持して規約クリア｜ナオスフローリングは張替え費用の1/3！床暖房もOK
温度管理と暮らし方のコツ｜快適性と仕上がりを両立
施工直後は床の状態が落ち着つくのに１日程度かかります。
これは、ナオスフローリングの施工に使用した接着剤が固まりきるまでの所要時間です。
この１日だけは、段階的な運転と穏やかな室温管理をお願い致します。
乾燥が強い季節は加湿を併用すると、板の伸縮が穏やかになりすべり感も安定します。
小さな配慮が、仕上がりの美しさと快適さを長く支えてくれます。
冬場に素足で立った瞬間の安心感を、変わらず、長く味わえるように施工します。
費用と運用｜価格目安・最小金額・交換在庫・保証
フローリングリフォームは「張り替え」というイメージがある方は特にだと思いますが、フローリングを新しくしようかな。と思った時に、真っ先に気になるのが費用だと思います。
この費用の見通しが立つと、不安要素の半分は消えます。
ナオスフローリングの部分張り替えは、9,000〜10,000円/㎡を目安に、最小で一式35,000円から対応できます。
通常のフローリング張り替え工事と比べると、下地が健全な場合は全面張替え比で最大約80％の工事金額の削減が期待できます。
ここでは見積もりの構成と、長く使うための運用ルールをお伝えします。
価格｜9,000〜10,000円/㎡・最小一式35,000円の内訳
費用は大きく「施工（材料＋工賃）」・「付帯工事（削り、見切り材設置）」・「諸経費」・「廃材処分費」の要素で構成されます。
フローリング材はお客様がご選定する品番を前提に、必要になる数量をケースで手配します。
ナオスフローリング施工は工事と、その都度の簡易清掃に加え、建具の当たりや段差が発生する全ての箇所チェックします。
干渉が見込まれる場合はドア下端カットや周囲の高さ調整を含め、事前に御見積書の内訳に明記します。
現地の状況によっては調査や搬入経路の養生を加味し、全体の納まりがきれいに帰結するように配分します。
“最大約80％費用削減”の前提条件｜全面張替えとの違いを整理
全面張り替え費用と比べて80％の費用削減は、健全な下地が前提のときに実現しやすい目安です。
建具まわりの削り作業、高さ調整のような付帯工事が局所に限られるほど効果は大きくなります。
逆に、下地の弱りが広範囲に広がっていたり、建具や見切りの調整が多い場合は削減幅が小さくなります。
お見積もりでは、「どの提案が品質を維持しながら費用を抑えられるか」を並行して計算し、専門用語は使わずに、分かりやすいご説明を添えてお見積もりをご提示します。
「どこまで直すか」を透明にし、納得して選べる状態をつくることが、費用対効果を最大化する近道です。
日常メンテと交換運用｜ノンワックス・水拭きOK・在庫常備
フローリングの仕上げ後はノンワックス運用で、水拭きで日々の汚れを落とせます。
しつこい汚れはオレンジ成分配合の床用洗剤を布に染み込ませて部分的に拭き上げるときれいに整います。
フローリング交換用の在庫は常備しており、色柄が安定しているためロット差は基本的に気にせず、1枚からの交換が可能です。
保証は1年で、サネの外れや伸縮に伴う壁際の隙間といった不具合を対象に点検と是正を行います。
「直して終わり」ではなく、「直してからも安心」を続けるための伴走をお約束します。
まとめ
必要なところだけを、きちんと直す。
それがナオスフローリングの部分張り替えです。
ナオスフローリングで施工済みの床なら1枚から交換でき、暮らしを止めずに美観と踏み心地を取り戻せます。
既存と類似した色柄をご希望の場合は、カットサンプルの現場当てで馴染みを確認し、できるだけ近い色柄でご提案します。
建具の干渉はドア下端カットで解消し、段差は既存床の削り加工で「上貼りとは思えない」仕上がりをお約束します。
下地が弱い場所は根太増し打ち・合板差し替えの「下地の部分調整」を前提とするなど、費用を最大限に抑えられる方法を選択し、ご提案します。
床暖房へ施工可能、遮音床は遮音性能の維持を前提に静かな暮らしを守ります。
費用は9,000〜10,000円/㎡・最小一式35,000円が目安で、条件が合えば全面張替え比で最大約80％の削減も狙えます。
仕上がった床にそっと足を置いたとき、「あ、戻った」と悩みがほどけるあの瞬間を、いちばん大切にしています。
まずはお家の状態を一緒に見て、最短距離の直し方を選びましょう。
無料相談・現場調査無料・お見積もり無料で、それぞれの方の状況に合わせた進め方と金額感を丁寧にお伝えします。