Scroll Top

フローリングがアルコールで白くなった!応急処置と“元に戻せる/戻せない”【完全版】

もくじ

応急処置:アルコールでフローリングが白くなったらこの手順】

手順1:まずは水拭きでアルコールを止める
表面に残ったアルコール成分を薄め、これ以上白濁が広がるのを防ぎます。
   ↓↓↓
手順2:中性洗剤を薄めた水でやさしく拭いたあと、乾拭きで仕上げる
 “白いまだら”が軽減するケースがあります。
   ↓↓↓
白さが残る場合は、症状別の復旧手順へ(この記事で解説してます。)
「フローリングがアルコールで白くなる」
「ビニール床がアルコールで白くなった」
「なんか白い跡がある」など、症状別に安全な直し方をまとめています。

注意!! 激落ちくん・アルコールの再使用・油などを塗る方法は悪化の原因になるため避けてください。

アルコールで床が白くなる理由|元に戻るケース・戻らないケース

アルコールによる“白化”は、床材の表面保護層がアルコールで急速に乾燥し、光の屈折が不均一になることで白く見える現象です。

ここでは、まず「何が起きているのか」を短く整理します。


アルコールで「フローリングが白くなった直後」に起きていること

  • アルコール成分が急速に蒸発

  • 表面のワックス・樹脂コーティング・塩ビ層が乾燥しすぎる

  • 表面の光沢が失われ“白い曇り”のように見える

朗報!この段階なら、応急処置で元に戻ることが多いです。

ワックス仕上げの床が白くなる仕組み(もっとも多い原因)

フローリングではこれが「アルコールで白くなる原因の第一位」です。
ワックスはアルコールに弱く、以下の現象が起きます。

  • ワックスの一部が溶ける

  • 表面の膜がムラ状に剥げる

  • “まだらに白い” という見た目になる

これは自宅で改善できるケースが比較的多いです。


樹脂コーティングの床が白化するときの特徴

  • 「輪ジミ」「円形の白い跡」になりやすい

  • 全体というより“一部だけ白くなる”

コーティング層の深い部分まで影響がある場合は、部分補修が必要になることもあります。


合板・突板が“まだらに白い”ときの原因

  • 表面のクリア層がアルコールで曇る

  • 過度な乾燥で“パサつき”が起こる

“白いまだら”の場合は、表面処理の整え方で改善するケースがあります。


元に戻る可能性のあるケース/戻らないケース

戻る可能性があるケース

  • 白くなってから、そんなに日が経ってない

  • 表面のワックス層だけが影響している

  • 全体ではなく部分的に白い

  • 指で触っても粉っぽさがない

戻りにくいケース

  • 広範囲が白く、ざらつきがある

  • 木目の深さまで色が抜けたような白さ

  • 同じ場所で繰り返し白化している

  • アルコール以外の洗剤も使用した

アルコールで白くなった床の「応急処置」

症状を悪化させないための“最初の5分が非常に大切です。


まず「水拭き」でアルコールを止める(最優先)

アルコールは揮発が早いため、残留している部分を薄めて止めることが最優先

  • 水を固く絞った雑巾で軽く拭く

  • ゴシゴシこすらず “押し当てて回収する” 感覚です


中性洗剤→水拭き→乾拭きで様子を見る

  • 中性洗剤は「1リットルの水に1〜2滴」だけ
    乾いた柔らかい布に含ませ軽く絞ってこすらず押し当てるように拭く
  • そのあと乾拭き

  • 15分ほど乾燥させて白さの変化を確認

ワックス白化であれば、この段階で薄くなることがあります。


白化部分をこすりすぎると悪化する理由

  • 表面のワックス膜を削る

  • 木材の保護層まで薄くなる

  • “白さ” が広がりやすくなる

特に激落ちくんは非常に削れやすい!
白化を拡大させたトラブルの相談が多いです。


NG行為(激落ちくん・アルコールの再使用・油系の塗布)

  • 激落ちくんは“研磨”のため悪化

  • アルコールの再使用は逆効果

  • サラダ油やワックススプレーを急に塗るとムラが拡大

仕上げ別|アルコール白化の本復旧手順

ここからは、床の仕上げごとに「安全に試せる本復旧」をお伝えします。


ワックス仕上げの床の復旧手順(※成功率が高い)

  1. 白化部分を水拭き

  2. 中性洗剤でやさしく洗浄

  3. 一度乾燥

  4. 必要であれば“ワックス上塗り”で整える

  5. 全体のツヤ感に合わせて薄く調整

注意! 「ワックス剥離剤」は扱いが難しいため、慎重に。


UVコーティング床の復旧手順

  • 研磨はダメです

  • コーティングの均一化が必要

  • 白化が軽ければ中性洗剤で軽減することも

※ 深い白化は専門業者の「部分補修」が選択肢になります。


クッションフロア(CF)が白くなったとき

  • アルコールに弱い部分が白化

  • 中性洗剤で落ちるケースが多い

  • ただし“白い筋”が残る場合は張替えが最小コスト


合板・突板の白化(“まだら”の時)

  • 表面のクリア層が原因

  • こするのはNG

  • 乾拭き+保護剤で整うケースあり


補修不可の場合の判断基準

  • 広範囲に白化

  • 触るとザラつく

  • 木部まで影響している

  • 輪ジミが消えない

この場合は、部分張替えまたは部分上貼り が最適です。


賃貸でアルコール跡ができたときの注意点

賃貸では、自力で悪化させるほど負担額が増えるケース があります。


自力で直せる範囲とNG行為

  • 小さな白化 → 自力復旧の可能性あり

  • 広範囲・深い白化 → 無理に触らない方が良い

こすりすぎてワックス層を剥がしてしまうと、
“施工”が必要になり負担が上がりやすいです。


管理会社/オーナーに説明するときのポイント

  • 時系列で説明

  • 使用した道具・洗剤を伝える

  • 写真を残す

  • 触りすぎる前に相談


誤った対処で“補修費負担が増えるケース”

  • 激落ちくんで広範囲を削ってしまう

  • ワックスを厚塗りしてムラだらけになる

  • 油を塗って黒ツヤ”になり逆に目立つ


再発防止のためにやるべきこと


消毒用アルコールを使うときの注意点

  • 一か所に溜めない

  • 床に直接吹きかけない

  • 布に付けて使用する


家庭でよくある“白化を招く動作”

  • テーブル下でアルコールを吹く

  • ペットの消毒の時に床にかかる

  • 化粧品や除菌ティッシュの置きっぱなし


気づかないうちに白化を広げるパターン

  • 白化したまま放置して乾燥

  • その上を歩いて摩擦で輪ジミ化

  • 乾燥しすぎて保護層がさらに薄くなる


自力復旧が難しい場合の選択肢


表面補修で直るケースはリペア補修

リペア屋さんに相談しましょう。

  • 輪ジミが浅い

  • 白化が“表面だけ”のとき


広範囲が白化したときの最適解

ナオスフローリングで上貼りリフォーム

床の表面の手直しが不可能な場合は、張り替え工事の約1/3でフローリングが新品に復活します。
「これ本当に上から貼ったの?」と驚くほどの仕上がりを実現します。

  • 床表面の汚れ、劣化がひどい
  • 床の強度は劣化していない

ナオスフローリング正規取扱店はコチラ

フローリング張り替え

床がたわんでいたり、フローリングの下地まで劣化していた場合は、張り替えの必要があります。

  • 張替え(床材が劣化している場合)


まとめ|アルコールで白くなった床は“初動”が最重要

  • 白化は“乾燥・ムラ・剥離”が原因

  • 初動の水拭き+中性洗剤で改善することも多い

  • こすりすぎ・油系は悪化しやすい

  • 仕上げに合った対処で元に戻せる可能性が高まる

  • 広範囲の白化は部分補修・上貼りも選択肢

この記事の中に解決方法が無い場合は、直接お問い合わせください!

お問い合わせはコチラ