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リフォームとリノベーションの違いと選び方のポイントを解説!

リフォームやリノベーションをするのはより良い住まいにする上でも、住まいを大切に長持ちさせる上でも大切です。

ただ、リフォームとリノベーションの違いがわからなくて迷っている人もいるでしょう。

この記事ではリフォームとリノベーションの違いをまとめました。

困ったときの選び方のポイントも解説するので参考にしてください。

リフォームとリノベーションの3つの違い

リフォームとリノベーションはどちらも住宅の改修方法の呼び方です。

違いはリフォームが「元に戻す改善」なのに対して、リノベーションは「刷新する改善」という意味を持つことです。

リフォームとリノベーションの違いは3つの観点で比較するとわかりやすいので詳しく見ていきましょう。

目的・目標

リフォームとリノベーションでは目的・目標が違います。

リフォームとは住宅が老朽化したときに、新築住宅のときの状態や性能に戻すことを目指す工事です。

外壁や屋根の塗装が剥げてきたから塗装をやり直す、台風で雨樋が壊れたから修復するというのがリフォームの典型例です。

リノベーションでは新築したときの状態が目標地点ではありません。

より良い住環境を手に入れることを目指して、住宅設備を最新のものにしたり、間取りを変更したりして、以前よりも住みやすい環境を作り上げることを目標にします。

リフォームは修繕、リノベーションは改善という表現をすることがありますが、違いを理解する上ではわかりやすい表現でしょう。

工事規模・施工期間

リフォームとリノベーションは工事規模が違います。

リフォームでは1日~数日で終わる、住みながらできるといった小規模の工事がほとんどですが、リノベーションでは数日~数週間かかる、仮住まいを用意しなければならないといった大規模の工事が主流です。

リフォームでは外壁塗装やクロスの張り替え、設備の交換が主な内容です。リノベーションでは間取りや配管の変更、基礎工事のやり直しのように到底1日では終えられないような工事になります。

リノベーションで規模が大きくなると数週間かかることもあります。

施工内容によって期間は異なりますが、リノベーションをする場合には仮住まいの用意が必要なくらいに大規模になるのが一般的です。

費用

工事にかかる費用も一般的にはリフォームとリノベーションで異なります。

工事の規模も期間も大きくなるリノベーションはリフォームに比べて費用がかかります。

施工内容によって費用は違いますが、リフォームでは数万円~百数十万円くらいで済む場合がほとんどです。

しかし、リノベーションでは数百万円かかるのが相場で、住宅が大きい場合には一千万円を超えることもあります。

リフォームでもリノベーションでもリフォームローンなどを利用してお金を借りることは可能です。

ただ、返済できないほどの借り入れをしてしまうと元も子もないので注意した方が良い点でしょう。

リフォームとリノベーションの選び方

リフォームかリノベーションかで悩んだときには2つの観点から選ぶのがおすすめです。

リフォームもリノベーションも住まいを大切にして、今後のより良い住環境を作れるという点では違いはありません。

工事内容によって費用・期間が異なる点も同じということを念頭において、以下の2点を重視して検討しましょう。

手に入れたい住環境・設備

工事を通してどんな住環境や住宅設備を手に入れたいかをまず考えてみましょう。

新築当初の状況に戻せれば良いと考えるならリフォームで十分です。

しかし、生活水準や家族構成などが変わって、今のベストを目指したいならリノベーションが適しています。

設備だけでなくデザインの自由度も高いのがリノベーションの特徴です。今後、どのような生活をしていきたいかを考えて判断しましょう。

目指したい住環境を決めて、リフォームで十分か、リノベーションが必要かを検討するのがおすすめです。

かけられる予算・期間

住宅改善のためにかけられる予算や期間も重要なポイントです。

リノベーションで理想を追求すれば、理想を超えるような住環境を実現することもできます。

ただ、工事費用が高くなってしまってとても払えないような金額になることもあるでしょう。また、仮住まいが必要になると住まいを手配する費用も上乗せされます。

仮住まいをしている間は生活が不便になる場合も多いので、あまり長い期間の工事は避けたいと思うでしょう。予算や期間を考慮してリフォームかリノベーションかを決めるのは肝心です。

まとめ

リフォームとリノベーションの違いは住宅改善のために実施する工事の目標地点です。

結果的に費用・期間・実現できる住環境が異なります。リフォームとリノベーションを大きく分けて考えるよりも、理想の住まいを考えて必要な工事をするのがおすすめです。

住まいを大切にしてずっと快適に住める住環境を作るという視点で、必要なときに工事を入れていくようにしましょう。