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【2025年最新】6畳のフローリング張り替え費用はいくら?見積もり例つきで紹介します

フローリングの張り替えは「費用が高そう…
業者によって金額がバラバラって聞くけど「ホントのところ、相場っていくらなの?
など、リフォーム費用はただでさえ高額なのでこういった不安を感じるのは当然です。
重要なのは、業者に依頼する前に「ホントのところ」の相場を知っておくことです。

6畳の部屋は日本の住宅でよく使われる広さなので、相場の目安としてとての指標になります。

そこでこの記事では、6畳のフローリング張り替えにかかるリアルな費用相場と、見積もり事例をもとにした具体的な金額感をお伝えします。

無駄な出費を避けつつ、満足のいくリフォームをするためのヒントとにしてください!

フローリング張り替えとは?基本の工法と特徴を解説

フローリングの「張り替え」は、既存の床材をすべて撤去し、新しい床材に交換する工法です。

見た目だけでなく下地までしっかりと手を入れることができるため、床の根本的な問題を改善したい方に向いています。

この章では、上貼りとの違いや、実際の施工手順、張り替えならではの長所と短所をわかりやすくご紹介します。


張り替えと上貼りの違いとは?

フローリングのリフォームには大きく「張り替え」と「上貼り」の2種類があります。

張り替えは、既存の床材をすべて剥がして新しい床にする方法です。

一方、上貼りは既存の床の上に薄い床材を重ねて貼る方法で、手軽さが特徴です。

張り替えは工期や費用がかかる一方で、床下の状態を確認できること、段差調整や高さの自由度が高いことが大きなメリットです。

床にきしみや沈み込み、反りなどの不具合がある場合は、張り替えが適しています。


フローリング張り替えの流れをステップで解説

張り替えの施工は、以下のステップで進められます。

  1. 既存の床材の撤去
     フローリング材や巾木を丁寧に取り外します。

  2. 下地の確認と調整
     傷んでいる箇所があれば補修し、全体を平らに整えます。

  3. 新しいフローリングの施工
     下地の上に新しい床材を貼っていきます。素材に応じた接着剤や留め具を使用します。

  4. 巾木や見切り材の取り付け
     最後に、壁際などの隙間を仕上げる部材を取り付けて完成です。

このように張り替えは工程が多く、専門技術と正確な施工が求められる工法です。


張り替えのメリットとデメリットを知ろう

メリット:

  • 下地からしっかりリフォームでき、構造的な安心感がある

  • 床鳴りや沈みなどの不具合を解消できる

  • 高さ調整や断熱材の追加など柔軟な施工が可能

デメリット:

  • 工期が長く、3日〜5日ほどかかる場合がある

  • 既存の床の撤去費用や下地補修費がかかるため費用が高額になりやすい

  • 騒音やホコリの発生があり、住みながらの施工は難しいケースが多い

こうした特徴を理解しておけば、張り替えが本当に自宅に必要かどうか、適切に判断しやすくなります。

6畳の張り替え費用はいくら?相場と内訳を詳しく紹介

フローリングの張り替えを検討するとき、まず知っておきたいのが「6畳でどのくらい費用がかかるのか」という相場です。

張り替えは上貼りに比べて工事内容が多く、予算の計画にも慎重になる必要があります。

ここでは6畳=約10㎡を基準として、張り替え工事にかかる費用の目安とその内訳、さらには価格を左右する要因について詳しく解説します。


6畳=約10㎡が費用算出の目安

フローリングの費用は「㎡(平米)」単位で算出されるのが一般的です。

日本の住宅では6畳=約10㎡が標準的な目安とされており、リフォーム業者の見積もりでもこの面積を基に費用を計算します。

例えば「1㎡あたり2.5万円」の工事なら、10㎡で25万円というように概算できます。

この㎡単価には、材料費・施工費・撤去費などの平均的な価格が含まれていますが、実際には選ぶ素材や施工内容によって前後します。


張り替え費用の内訳|材料・施工・撤去・調整

6畳の張り替え工事には、以下のような項目ごとの費用がかかります。

  • 材料費:9万円前後
     一般的な複合フローリング材を使用した場合の目安です。

  • 施工費:5万円前後
     職人の人件費で、地域や業者によって多少異なります。

  • 既存床の撤去費用:3万円程度
     古いフローリングの剥がし作業と廃材処分にかかります。

  • 下地調整費:3万円程度
     床の水平を保つためのパテ処理や補修工事です。

  • 巾木の交換費用:3万円程度
     壁と床の間をきれいに仕上げる部材です。見た目に大きく影響します。

  • 廃材処分費:2万円

合計すると、6畳の張り替えは25〜30万円前後が相場となります。


6畳の平均費用は約27万円|費用を左右する要因とは?

上記でご紹介したとおり、6畳あたりの張り替え費用は約27万円前後が一般的ですが、以下のような要因で上下します。

  • 使用するフローリング材のグレード(無垢材は高く、合板やラミネートは比較的安価)

  • 施工場所の条件(下地の傷み具合、段差の有無、搬入経路の難易度など)

  • 依頼する業者の価格設定や対応範囲(見積もりに何が含まれるか)

相見積もりを取ることで価格の比較がしやすくなりますし、内訳を明確にしてもらうことも重要なポイントです。


このように、張り替えは費用が高くなりがちですが、その分、構造面の安心感と美しい仕上がりを得られるリフォーム方法です。

実際の見積もり例|6畳でかかった費用をケース別に比較

ここでは、実際に6畳のフローリングを張り替えた事例を3パターンご紹介します。

使用した素材や現場の状況によって、費用がどれだけ変わるのかが一目でわかるように比較しています。

「自分の家の場合はどれに近いか?」という視点で、参考にしてください。


事例①:無垢材を使用した高級仕上げの場合

この事例では、素材に無垢のナラ材を使用したケースです。

無垢材は天然木そのままの質感が魅力で、高級感のある空間に仕上がりますが、価格も高めです。

  • 材料費:13万円

  • 施工費:5万5千円

  • 既存床撤去・廃材処分:3万円

  • 下地調整:3万円

  • 巾木交換:3万円

合計:約27万5千円

自然素材の魅力と、長く使える耐久性を重視する方におすすめです。


事例②:一般的な複合フローリングを使用した場合

もっとも標準的で、コストと品質のバランスが取れたパターンです。

マンションや戸建ての居室リフォームでよく選ばれる複合フローリングを使用しました。

  • 材料費:8万円

  • 施工費:5万円

  • 既存床撤去・廃材処分:3万円

  • 下地調整:3万円

  • 巾木交換:3万円

合計:約22万円

最も一般的な金額感で、初めての張り替えにも安心して選ばれる事例です。


事例③:既存床に劣化があり、追加工事が必要な場合

築30年以上の戸建て住宅で、下地の合板が腐食しており、追加工事が発生した事例です。

下地の補修や断熱材の追加などで、費用は大きく増えました。

  • 材料費:8万円

  • 施工費:5万円

  • 既存床撤去・廃材処分:3万円

  • 下地調整:3万円

  • 巾木交換:3万円

  • 下地合板の張り替え:4万円

  • 断熱材の追加:2万円

合計:約28万円

劣化があると通常よりも5万〜8万円ほど上乗せになるケースもあるため、見積もりの際には下地の確認をしっかりしてもらうことが大切です。

張り替えに向いている家とは?判断ポイント3選

フローリングの張り替えは、費用と手間がかかる分、床の根本的な問題を解決できる手段です。

では、どんな住まいが張り替えに向いているのでしょうか?

ここでは、判断のポイントを3つに分けてわかりやすく解説します。


床が沈む・鳴る・浮いている場合

歩いたときに「ギシギシ」「ミシミシ」と音が鳴ったり、足元がふわっと沈み込むような感覚がある場合は、下地材が劣化している可能性があります。

こうした症状は、上からフローリングを重ねても根本的な改善にはつながらず、むしろ悪化することもあります。

張り替えなら既存の床材と下地をすべて撤去し、新しい床に作り直すことができるため、安全性と快適性が格段に向上します。


段差解消や床の高さ調整が必要な場合

フローリングと隣接する部屋の高さに段差がある場合や、バリアフリー化を考えている場合には、張り替えが有効です。

張り替えなら、下地のレベルを調整したうえで床の高さをコントロールできるため、段差をなくす施工がしやすいのが特徴です。

また、ドアや建具の開閉に支障が出る場合など、細かい調整が必要な箇所にも柔軟に対応できます。


築年数や構造的に上貼りが難しいケース

築年数が20年以上経っている住宅では、上貼りに適さない床構造になっていることがあります。

たとえば、床の下地が薄く、さらに上から重ねると床全体の強度や高さに問題が出るケースもあります。

また、畳やじゅうたんの上に施工する場合は、そもそも上貼りができないため、張り替えが前提になることも多いです。

構造的な制約がある場合には、安全面を考慮して、張り替えを選ぶのが安心です。

張り替えで失敗しないために|見積もりと業者選びのコツ

フローリングの張り替えは、費用も手間もかかるリフォームだからこそ、業者選びと見積もり内容のチェックがとても重要です。

ここでは、リフォーム初心者の方でも失敗しないためのコツをわかりやすくご紹介します。


見積もりでチェックすべき4つの項目

見積書を見るときは、ただ合計金額を見るだけでは不十分です。

以下の4つのポイントを押さえて、内容が適正かどうか確認しましょう。

  1. 材料費と施工費が分かれて明記されているか

  2. 既存床の撤去・処分費が含まれているか

  3. 下地調整費や巾木交換の費用が記載されているか

  4. 追加費用が発生する条件が明確になっているか

これらの情報が曖昧な見積もりは、後から想定外の費用が追加される恐れがあります。


安すぎる業者は注意!価格と技術のバランス


見積もりの金額が他社より極端に安い場合には、注意が必要です。

安さの理由として、

  • 材料の品質を下げている

  • 経験の浅い職人が施工している

  • 工事後のサポートがない

などのリスクが隠れていることがあります。

施工不良や早期の劣化を招く原因にもなるため、適正価格で、技術力のある業者を選ぶことが大切です。


信頼できる業者を選ぶポイント

信頼できる業者かどうかを見極めるには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 施工実績が豊富か

  • ホームページやSNSで施工事例を公開しているか

  • 見積もりの説明が丁寧でわかりやすいか

  • 保証内容が明記されているか

また、実際に相談した際の対応の良さも重要です。

言葉遣いや説明の丁寧さ、押し売りをしてこない姿勢は、安心して任せられる業者かどうかを判断する手がかりになります。

【まとめ】6畳のフローリング張り替え費用と判断のポイント

6畳のフローリング張り替えには、25万円〜30万円ほどの費用がかかるのが一般的です。
下地の状態や素材の種類によって金額に幅がありますので、まずは現地調査と見積もりを取ることが大切です。

また、床の沈みや段差などの問題がある場合には、上貼りではなく<strong>張り替えが適しているケース</strong>もあります。

費用が高めに感じられるかもしれませんが、<strong>安全性・仕上がり・耐久性</strong>の面では大きなメリットがあります。

見積書の内容をよく確認し、信頼できる業者と一緒に、納得のいくリフォームを実現しましょう。

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