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中古住宅リフォームで後悔しない!業者のわたしが内装・床選びのコツをお伝えします!

中古住宅を購入した後、内装や床のリフォームを計画する方が増えています。
しかし、事前の知識や準備不足で「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。
リフォームは何回もできない大きな買い物であり、正しい順序と素材選びが失敗を避けるための大切な要素となります。
特にクロスと床材は、視界に入る大部分なので、満足度に直結する重要な部分です。
本記事では、プロ目線で内装全般・クロス・床リフォームのポイントを解説し、後悔しないための素材選び方や成功事例をご紹介します。
これからリフォームを検討される方は、ぜひ最後までお読みください

中古住宅のリフォームで失敗しやすいポイントとは?

中古住宅をリフォームする際、特に注意したいのが「思っていたのと違った」という後悔です。
リフォームは新築と異なり、元の建物の状態に大きく左右されるため、計画段階での情報収集と確認が極めて重要
です。
ここでは、特に失敗しやすいポイントについて具体的に解説します。

よくある後悔:理想と現実のギャップ

「想像していたよりも仕上がりが地味だった」「雰囲気がチグハグになった」など、仕上がりに対する不満は中古住宅のリフォームでよく見られる失敗例です。
これは、設計時に具体的なイメージが共有できていなかったり、素材の質感をショールームで確認しないまま決定してしまったことが原因です。
たとえば、写真で見ると高級感があった床材が、実物では薄っぺらく感じたという声もあります。
完成後のギャップを避けるためには、必ず施工事例や現物のサンプルを確認することが大切です

中古住宅特有の見落としがちな箇所とは

中古住宅は経年劣化している部分が多く、目に見えない構造部分に問題があることも珍しくありません
たとえば、床下の湿気やシロアリ被害、壁の内側の断熱材の劣化などは、素人目では判断しづらい部分です。
実際、リフォーム工事を始めてから「見積もりにはなかった追加工事が発生した」という事例も多く報告されています。
事前に住宅診断(ホームインスペクション)を受け、隠れたリスクを把握しておくことがリフォーム成功への第一歩です

費用・工期・施工トラブルの落とし穴

リフォームの計画において、費用と工期は想定以上に膨らむことがあります
特に中古住宅の場合、解体してみないと分からない問題が出てくるため、追加費用が発生することもあります。
また、工事が遅れたり、担当者と意思疎通がうまくいかないことでストレスを感じるケースもあります。
見積もり段階で「予備費」を10〜20%ほど確保し、業者との綿密な打ち合わせを重ねることがトラブル防止の鍵となります。

内装リフォームの基本|どこから手をつけるべきか

内装リフォームを成功させるには、順番と優先順位が非常に重要です。
見た目の美しさだけでなく、暮らしやすさやメンテナンス性まで考慮した上で、戦略的に進めることがリフォーム成功のポイントとなります。
特に中古住宅では、予算や建物の状態に応じた計画が求められます。

内装リフォームの順番を間違えるとどうなる?

リフォームの順序を誤ると、二度手間・三度手間となり、余計な費用と時間がかかります
たとえば、先に壁紙を張り替えたあとに配線工事が必要になり、せっかくの壁が再び破られるというケースもあります。
また、床材を新しくした後に水回りのリフォームを行い、水漏れが発生して床をやり直すなどの事例も少なくありません。
原則は「構造・配管→床→壁→天井→照明」の順で、効率的に工事を進めるのが基本です。

リビング・キッチン・水回りの優先順位

内装リフォームでは、使用頻度が高く生活の快適性に直結するエリアから手をつけるのが鉄則です。
まずはキッチンやトイレ・浴室などの水回り、次にリビングや寝室といった空間の順で進めると、生活への影響を最小限に抑えられます。
水回りは劣化しやすくトラブルも多いため、給排水管や換気システムの確認も忘れずに行いましょう。
間取りを変える場合は、動線と収納の見直しも同時に検討するのが効果的です。

築年数別に見る内装の劣化傾向と対策

築年数によって、内装の劣化箇所や対処法は異なります。 築10〜20年では壁紙の汚れや床のきしみが目立ち始め、築30年以上になると断熱材の劣化や結露対策が必要になります
また、旧式の電気配線やスイッチパネルなども交換の対象です。 対策としては、見た目の美しさだけでなく、断熱性・省エネ性能を高めるような建材選びが効果的です。
将来的な光熱費の削減にもつながるため、中長期視点での内装設計が重要です

床材選びの失敗例と後悔しないためのチェックポイント

床材は日常的に体に触れる場所であり、見た目だけでなく、機能性・耐久性も非常に重要です。 安易にデザインだけで選ぶと、すぐに傷んだり、生活に不便を感じたりすることもあります。
ここでは、床材選びでよくある失敗と、それを避けるためのチェックポイントをご紹介します。

見た目重視で選んで後悔した事例

「高級感のある無垢フローリングを選んだが、傷が付きやすくて後悔した」 「真っ白なフロアにしたが、汚れが目立ちすぎて掃除が大変」 こうした見た目を優先した床材選びは、日常生活での使い勝手が悪く、後悔につながりやすいです。
また、木目調のクッションフロアを安易に選び、思っていたより安っぽく見えてしまったという声もあります。
床材は、実際に触れてみて滑りやすさや感触を確かめることが非常に重要です

用途に応じた床材の選び方とは?

部屋の用途によって適切な床材を選ぶことで、快適性と耐久性の両立が可能です。
たとえばリビングでは、温もりのある無垢材や複合フローリングが人気です。
一方、キッチンや洗面所など水回りでは、水に強いクッションフロアやフロアタイルが適しています。
ペットがいる家庭では、滑りにくく傷がつきにくいタイプの床材が好まれます。
単一素材にこだわるのではなく、機能性と居心地を考えたゾーニングが重要です

断熱・防音・掃除のしやすさも大切

床材選びでは、見た目や価格だけでなく、断熱性・防音性・メンテナンス性も考慮しましょう。
特に50代以降の家庭では、足元の冷え対策として断熱性の高い素材を選ぶことが快適さにつながります。
また、集合住宅などでは防音性能が重視され、防音フローリングや下地材の導入が必要です。
掃除のしやすさという観点では、ワックス不要・耐水加工済みの床材が重宝されています。 長く住み続ける家だからこそ、機能性重視の素材選びが大切です

業者が教えるクロス・床リフォームの成功事例

クロスと床は、室内の雰囲気を決定づける最重要ポイントです。 この2つの仕上がりが美しく統一されていれば、築年数の古さを感じさせない新築同様の空間に生まれ変わります。
ここでは、業者の視点から成功した実際の当社事例をもとに、クロスと床リフォームのポイントを解説します。

築30年の戸建てをナチュラルテイストで再生した事例

築30年の戸建て住宅に住むDさんご夫妻は、構造はそのままに、クロスと床のみを刷新するリフォームを行いました。
クロスは柔らかい色合いの上、他では見慣れないバイオレット柄のクロスを採用し、光の当たり具合で表情が変わる奥行きのある空間を演出。
床はダーク系の上貼りフローリングで高級感をだし、これから揃える家具との相性まで考えたとのことです。 色味や質感を事例などで学び、確信的に選定したクロスと床の色柄で合わせることで、空間全体が調和し、思った通りの上質な空間に仕上がりました。 工事費用は約120万円で、見違えるようなリフォームとなりました。

マンションのクロスと床だけで印象を一新した事例

Eさん(50代)は、中古マンションの壁と床のみをリフォームしました。
元は黄ばんだビニールクロスと合板フロアでしたが、白を基調とした白いクロスとエコカラットを選定。
玄関に存在感があるアクセントクロスを使用。
床はホワイト系アッシュ柄のフローリングに変更

結果、空間に広がりと清潔感が生まれ、来客にも「新築かと思った」と言われるほどに。 施工費用は約80万円。
リフォーム箇所を絞りつつ、質感と配色にこだわった点が成功の要因です。

色と素材のバランスで空間を高見せしたリフォーム事例

Fさんのケースでは、和室×フローリングを違和感なく巧みに組み合わせました。
床は和室にも合うチェリー柄のフローリング、クロスは和室でおなじみの淡いグリーンを用い、和モダンを実現。
壁紙は全面張り替えず、和室の一面だけを変更することでコストを抑えました。
全体の工費は約20万円に収まり、費用対効果の高いリフォームとなりました。

リフォームで後悔しないために押さえるべき5つの心得

内装や床のリフォームで後悔しないためには、事前準備と判断力が非常に重要です
ここでは、これまでの失敗事例や成功体験から導き出された「リフォーム前に知っておくべき5つの心得」をご紹介します。
どれも実際の現場で活かされているリアルなアドバイスです。

まずは信頼できる業者を選ぶこと

どんなに素晴らしいプランでも、施工するのが信頼できない業者では台無しになります
価格だけで判断せず、過去の施工実績や口コミ、担当者の対応をしっかり確認しましょう。
特に「格安」「最短即日」などの文句に惹かれて契約すると、仕上がりや対応でトラブルになることがあります。
複数社から相見積もりを取り、安心して任せられるパートナーを選ぶことが第一歩です。

プランと予算は見える化する

「思ったより高くついた」「ここまでやるつもりじゃなかった」と後悔しないためには、事前にプランと予算を明確にすることが必要です。
見積もりの内訳は細かく確認し、「どこにいくらかかっているのか」を把握しておくと安心です。
また、予算オーバーに備えて10〜20%程度の予備費をあらかじめ確保しておくと、想定外のトラブルにも対応できます。

ショールーム見学や施工例を参考にする

実際に見て触れてみないとわからないことがリフォームには多くあります
特に床材や壁材などは、サンプルだけでは質感や色味の判断が難しいため、ショールームで実物を確認することをおすすめします。
また、業者に過去の施工事例を見せてもらうことで、自分の理想に近いスタイルを具体化できます。
ネットやパンフレットの情報だけで判断せず、体感して納得したうえで決定することが後悔を防ぐポイントです

まとめ

中古住宅を購入した後のリフォームでは、クロス・床材の選び方が住み心地と満足度を大きく左右します
見た目だけで選んでしまうと、生活に支障をきたしたり、すぐに劣化して後悔するケースもあります。
機能性・耐久性・メンテナンス性を重視しながら、自分たちの生活スタイルに合った素材を選ぶことが重要です。
また、リフォームの順序や業者選び、予算管理も成功への大きな鍵となります。
実際の成功事例や専門家のアドバイスを参考にしながら、長く快適に暮らせる住まいづくりを実現しましょう

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