賃貸住宅の「フローリングの全面張り替え」と、その退去費用について詳しく解説します！

賃貸物件の退去時に支払うリフォームの代金は、フローリングの傷や、そのダメージの程度、なぜこうなったかの原因によって、修復や全面張り替え費用の負担割合が変わることがあります。→国土交通省（公式）「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の情報を基に、以下のように詳細を説明します。

1. 軽微な傷や汚れ：日常生活での通常の使用から生じる軽微な傷や汚れは、原状回復の範囲内とされることが多いです。
   この場合、費用の負担は大家さんが主に負います。

2. 中程度の傷：家具の移動やペットの飼育などで生じる中程度の傷の場合、修復費用の一部を入居者が負担することが求められることがあります。
   具体的な割合は契約内容によりますが、一般的には入居者が30%、大家さんが70%の負担となる場合が多いです。

3. 深い傷や大きなダメージ：重い家具の落下や大きな水漏れなどでフローリングに深い傷や大きなダメージが生じた場合、全面張り換えが必要となることがあります。
   この場合、費用の大部分を入居者が負担することが一般的です。
   具体的には、入居者が70%以上、大家が30%未満の負担となることが考えられます。

最終的な費用の負担割合は、契約内容や物件の状態、使用年数などによって異なるため、具体的な状況に応じて大家さんや管理会社との相談が必要です。
しかし、管理会社は中立ではないので、注意が必要です。
というのも、管理会社は大家さんから管理費を頂いている、言わばお客様なので、大家さんに有利な原状回復を提案してくることがあります。
この記事を読んでいるあなたが大家さんならいいのですが、入居者側であれば、知見のあるリフォーム会社に第3者として介入してもらうことをお勧めします。
この記事を通じて、退去時のフローリングに関する費用の負担割合や修復の範囲について、大家さんと借主、双方の参考になればとても嬉しいです。