2023年9月6日 フローリングの選び方は、家のリフォームや新築を検討する際の重要なポイントの一つです。特に、部屋のサイズや形状に合わせてフローリングを購入する時は、どれだけの量を購入すれば良いのか、どのように計算すれば無駄が少なくなるのか、といった疑問が浮かびますよね。フローリングはケース単位の購入が一般的であり、1ケースには約3.2㎡分のフローリングが入っています。このため、部屋のサイズや形状に応じて必要なケース数を計算する必要があります。しかし、実際の施工時には部屋の形状や障害物の配置、施工の方法などにより、部屋の広さと同じ量で材料を用意すると、フローリングが足りなくなったりすることがあります。なので通常は、余分に1ケースほど多めに用意するのが一般的です。このような場合に生じるフローリングの余剰分を「ロス」と呼びます。フローリングのロス率は、施工の方法や部屋の形状、フローリングの種類などによって異なりますが、一般的には10%程度のロスを見込むと良いとされています。例えば、部屋の面積が10㎡の場合、必要なフローリングの量は10㎡ + 10%のロス = 11㎡となります。この場合、3.2㎡分のフローリングが入ったケースを4ケース購入することで、十分な量のフローリングを確保することができます。また、フローリングのロス率を最小限に抑えるためには、部屋の形状や障害物の配置を正確に測定し、施工の計画をしっかりと立てることが重要です。特に、DIYでの施工を検討している方は、事前に計画をしっかり立て、必要な量のフローリングを購入することで、無駄なく施工を進めることができます。 もくじ1 ケース単位でのフローリング購入のメリット1.1 経済的なメリット1.2 施工の効率化1.3 品質の均一性1.4 ロスの最小化2 フローリングの施工時に考慮すべきロス率のポイント3 無垢フローリングの選び方とその特性4 シートラミネートフローリングの選び方とその特性5 DIYフローリング施工時の注意点とロス率の最適化について6 フローリング施工を業者に委託し、予算を抑えてリフォームを実現する方法 ケース単位でのフローリング購入のメリット フローリングの購入を考える際、多くの方が部屋のサイズや形状に基づいて必要な量を計算します。そして、この計算に基づいてフローリングをケース単位で購入することが一般的です。では、なぜケース単位での購入が推奨されるのか。その主なメリットについて詳しく解説します。経済的なメリットフローリングをケース単位で購入すると、単品で購入するよりも単価が安くなることが多い。大量購入による割引が適用されるため、全体のコストを抑えることができます。ちなみに、ホームセンターで1枚売りされているフローリングの単価は、ケース売りされているフローリングよりも割高です。施工の効率化 1ケースあたり3.2㎡分のフローリングが入っているため、部屋の面積に合わせてケース数を計算することで、計算の手間を省くことができます。品質の均一性 同じケース内のフローリングは、色や質感が均一であることが多い。これにより、部屋全体の仕上がりが均一になり、美しい仕上がりを実現できます。ロスの最小化事前に部屋のサイズや形状を考慮してケース数を計算することで、施工時のフローリングのロスを最小限に抑えることができます。特に、部屋の形状や障害物の配置を正確に測定し、施工の計画をしっかりと立てることで、ロス率を10%程度に抑えることが可能です。そして、ギリギリの量でフローリングを購入したとして、万が一足りなかった場合、工事日数と人件費が1日分加算されますので、1ケース余分に用意したほうが、かえって安上がりな場合があります。このように、フローリングの購入や施工を検討する際は、上記のメリットを考慮して、ケース単位での購入を検討することをおすすめします。 フローリングの施工時に考慮すべきロス率のポイント フローリングの施工は、部屋の美しさや快適さを大きく左右する要素の一つです。そのため、施工時には様々なポイントを考慮する必要があります。特に、フローリングのロス率は、コストや施工の品質に大きく影響するため、しっかりとした計画を立てることが求められます。部屋の形状と障害物の配置: 部屋の形状や障害物の配置によって、フローリングのカットが必要になる場合があります。このような場合、ロス率が上がる可能性があるため、事前に部屋の計測を正確に行い、必要なフローリングの量を計算することが重要です。施工方法の選択: フローリングの施工方法には、接着剤を使用する方法やクリック式などがあります。接着剤を使用する方法では、フローリングの端部分が余る可能性が高く、ロス率が上がる可能性があります。一方、クリック式では、ロス率を低く抑えることができます。フローリングの種類: フローリングには、無垢材や集成材、合板などの種類があります。これらの材料の特性によって、カットのしやすさや接合の方法が異なるため、ロス率も異なる可能性があります。施工の技術: 施工の技術や経験によっても、フローリングのロス率は大きく変わることがあります。経験豊富な職人に施工を依頼することで、ロス率を低く抑えることができます。フローリングの施工を検討する際は、上記のポイントを考慮して、ロス率を最小限に抑えられる計画を立てましょう。 無垢フローリングの選び方とその特性 無垢フローリングは、天然の木材をそのまま使用したフローリング材料で、その質感や温かみから多くの家庭で愛用されています。しかし、無垢フローリングを選ぶ際には、その特性やメリット、デメリットをしっかりと理解することが重要です。無垢フローリングの特性: 無垢フローリングは、天然の木材を使用しているため、木目や色合いが独特であり、時間とともに変化していくのが特徴です。また、湿度の変化による収縮や膨張も見られるため、適切な管理が必要です。メリット: 無垢フローリングの最大のメリットは、その自然な質感や温かみです。また、足触りが良く、冬でも冷たくなりにくいのも大きな魅力です。さらに、傷がついても研磨して修復することができるため、長く使用することができます。デメリット: 一方で、無垢フローリングは湿度の変化に敏感であり、変形や割れの原因となることがあります。また、水分を吸収しやすいため、水拭きなどの濡れた掃除は避ける必要があります。選び方のポイント: 無垢フローリングを選ぶ際には、使用する部屋の環境や家族構成、予算などを考慮することが重要です。また、色や木種、板の幅などのデザインも選択のポイントとなります。無垢フローリングの種類: 無垢フローリングには、OPC(One Pieceの略で一枚ものの無垢材)、UNI(縦方向にジョイントしたもの)、FJL(縦横両方向にジョイントしたもの)などの種類があります。それぞれの特性や価格帯が異なるため、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大切です。無垢フローリングは、その質感や温かみから多くの人々に愛されていますが、選ぶ際には上記のポイントを参考にして、最適なものを選びましょう。 シートラミネートフローリングの選び方とその特性 シートラミネートフローリングは、合成樹脂を主成分としたフローリング材で、耐久性やデザイン性に優れています。近年、多くの家庭や商業施設での採用が増えているこのフローリングですが、選ぶ際のポイントや特性をしっかりと理解することが大切です。シートラミネートフローリングの特性: シートラミネートフローリングは、耐水性や耐摩耗性に優れており、キッチンや浴室などの水回りでも使用することができます。また、UV加工が施されているため、太陽光による色褪せが少ないのも特徴です。メリット: シートラミネートフローリングの最大のメリットは、そのコストパフォーマンスです。高品質ながらも手頃な価格で提供されているため、リーズナブルに部屋の雰囲気を変えることができます。また、施工が簡単で、DIYでも取り付けることが可能です。デメリット: 一方で、シートラミネートフローリングは硬質なため、落とした物によっては傷がつきやすいというデメリットがあります。選び方のポイント: シートラミネートフローリングを選ぶ際には、使用する部屋の用途や家族構成、デザインや色の好みなどを考慮することが重要です。また、厚みやサイズ、品質などのスペックもチェックポイントとなります。シートラミネートフローリングの種類: シートラミネートフローリングには、光沢タイプやマットタイプ、木目調や石目調など、さまざまなデザインや仕上げがあります。部屋の雰囲気や好みに合わせて選ぶことができます。 DIYフローリング施工時の注意点とロス率の最適化について フローリングのDIY施工では、好みに合わせたデザインが選ばれることが多いです。しかし、フローリングは商品別に数々の注意点が存在します。その注意点を知っておけば、「材料のロス率」も最小限に抑えられ、経済的に施工を進めることができます。DIY施工時の注意点:正確な計測: 施工前に部屋のサイズを正確に計測することが重要です。これにより、必要な材料の数量を正確に把握し、余分な材料を購入するリスクを減少させることができます。工具の準備: フローリングの施工には、カッターやノコギリ、定規、電動工具などの特定の工具が必要です。施工前に必要な工具を確認し、準備して、スムーズに施工しましょう。施工の順序: フローリング施工は、まず初めに割り付けをして、部屋の一角から張り始め、段差やドア周りなどの複雑な部分は後回しにすると施工がしやすくなります。ロス率の最適化方法:カットの計画: フローリング材をカットする際には、できるだけ無駄が出ないように計画的に行うことが重要です。特に、端部分のカット残りを次の列の張り始めに使用するなど、工夫をすることでロス率を減少させることができます。余裕を持った購入: 予想よりも多少の余裕(1ケースほど)を持ってフローリング材を購入することで、ミスカットや予期せぬトラブルに備えることができます。しかし、余分に購入しすぎるとロス率が増えるため、適切なバランスを取ることが大切です。フローリングのDIY施工は、計画的に進めることで美しい仕上がりと経済的な施工が実現します。上記のポイントを参考に、失敗のない仕上がりを目指しましょう。 フローリング施工を業者に委託し、予算を抑えてリフォームを実現する方法 フローリングのリフォームを計画する多くの方が最初に考えるのは「張り替え」かもしれません。しかし、この方法は高額な費用がかかるだけでなく、→シックハウス症候群(wiki)の原因となる→ホルムアルデヒド(wiki)を多く含む接着剤(ウレタン接着剤)の使用が避けられないという問題があります。さらに、張り替えは既存床をすべて撤去するので、一時的に床が無くなります。これにより、住みながらのリフォームが困難というデメリットもあります。そこでおすすめなのが「上貼り」リフォームです。これは新しいフローリングを既存の床の上に貼る方法で、撤去や廃材処分のコストがかからないため、予算を抑えたリフォームが可能です。当社は、床暖房や防音フローリングに貼れる床材の正規取扱店です。「価格は張り替え工事の約1/3」と、経済的なリフォームを実現しています。また、当社のフローリング材はホルムアルデヒドの放散濃度が非常に低く、住みながらのリフォームも可能です。現場調査やお見積りは無料です。DIYが難しい場合は、お気軽にご相談ください。→フローリングのリフォームはリクテカへ