お部屋のカーペットをきれいに保つために、プロのクリーニングを頼むといくらかかるのか気になりますよね。
「6畳なら?」「10畳なら?」と、帖数や部屋の広さで金額がどのくらい違うのかを知っておくと、依頼前の不安も少なくなります。
この記事では、カーペット クリーニング 値段の相場をわかりやすくまとめました。
出張洗浄や宅配サービス、高級絨毯の専門洗いなど、方式によって金額が変わる理由を解説します。
さらに、シミ除去や防汚・抗菌加工の追加費用、家具移動や乾燥にかかるコストも実例とあわせて紹介します。
費用を正しく理解すれば、無駄な出費を抑えながら快適な床環境を維持できます。
後半では、「洗うか張り替えるか」判断するための費用対効果の目安もお伝えします。

もくじ
6畳・10畳のカーペットクリーニング相場|方式別・素材別の“いくら?”早見表
カーペットクリーニングの費用は、広さ・素材・クリーニング方式の3要素で変わります。
特に帖数(畳数)は料金を左右する大きな基準で、6畳と10畳では金額差がはっきり表れます。
たとえば、全国展開している➡おそうじ本舗では、**10帖以下の部屋は一律16,500円(税込)**という設定です(出張クリーニング方式)。
➡ https://www.osoujihonpo.com/house-cleaning/room/carpet/
一方、➡ダスキンでは帖数ごとの料金が明確に提示されています。
6帖でおよそ11,920円〜、10帖で19,800円前後が目安です。
段通(だんつう)など厚手カーペットの場合は、1帖あたり3,700円以上の見積りになることもあります。
➡ https://www.duskin.jp/servicemaster/spot/sm000040/
宅配クリーニングでは、➡白洋舍のらくらく宅配便が1帖=1.65㎡を基準に料金を表示しています。
最低料金は11,000円〜で、面積と素材に応じて変動します。
➡ https://takuhai.hakuyosha.co.jp/shop/pages/pricelist_carpet.aspx
こうして見ると、6畳(約9.9㎡)の場合は1万円前後〜1万5千円程度、10畳(約16.5㎡)なら1万5千円〜2万円台前半が多い水準です。
これは一般的なウールや化学繊維製カーペットの範囲であり、シルクや段通など特殊素材ではさらに高額になります。
部屋全体を覆うカーペットでは、帖数単価と一式料金のどちらが適用されるかを確認しておくことが大切です。
特に、出張方式では最低料金設定があるため、狭い部屋ほど割高になる傾向があります。

方式別の違いと費用内訳|出張(ハウス)・宅配/持ち込み・高級絨毯専門洗い
カーペットクリーニングには、大きく分けて出張クリーニング、宅配・持ち込みクリーニング、そして高級絨毯の専門洗いの3方式があります。
それぞれの方式で料金体系や作業範囲が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
出張クリーニング:作業範囲・乾燥時間・一律料金の読み方
出張クリーニングは、業者が自宅に訪問して作業を行う方式です。
掃除機での吸塵、専用洗浄液の噴霧、リンサー機での吸引洗浄という流れが一般的で、家具を動かさずに施工できる利点があります。
➡おそうじ本舗のように、「10帖以下一律16,500円(税込)」と定額制を導入している業者も多く、部屋全体の汚れをまとめてリセットしたいときに便利です。
➡ https://www.osoujihonpo.com/house-cleaning/room/carpet/
一方で、洗浄後の乾燥に半日〜1日程度かかることもあるため、当日は換気や送風機の準備をしておくとスムーズです。
また、最低出張料金が設定されている場合もあるので、狭い部屋の場合はコスト面を比較しておくと良いでしょう。
宅配/持ち込み:㎡単価と最低料金・保管オプション
宅配や持ち込み方式は、敷き込みタイプではなく取り外し可能なラグ・じゅうたん向けの方法です。
自宅で洗うのが難しい厚手ラグやウール素材も、工場で丸洗いできる点が魅力です。
たとえば➡白洋舍のらくらく宅配便では、1帖=1.65㎡を基準にし、素材や汚れに応じた料金を明示しています。
最小料金は11,000円〜で、面積が広いほど1㎡あたり単価は下がる仕組みです。
➡ https://takuhai.hakuyosha.co.jp/shop/pages/pricelist_carpet.aspx
さらに、希望すれば保管サービスを利用できる場合もあります。
季節ごとにカーペットを替える家庭では、このようなサービスを組み合わせると便利です。
高級絨毯専門洗い:検品〜洗浄〜仕上げの工程とリスク
ペルシャ絨毯や段通などの高級品は、専門業者による検品から手洗い工程を経てクリーニングされます。
一般的な機械洗浄ではなく、染料や繊維を傷めない専用の洗剤と工程を用いるため、価格も上がります。
➡ダスキンの段通カーペットでは、1帖あたり3,700円前後〜が目安です。
➡ https://www.duskin.jp/servicemaster/spot/sm000040/
ただし、色落ちや縮みが起きやすい素材もあるため、依頼前には見積もり時の「免責事項」や「素材判定」を必ず確認しましょう。
長期使用している場合や裏面のラテックスが劣化している場合は、洗浄より張り替えやリフォームを検討するのも一案です。
その場合は、以下の記事が参考になります。
➡ DIYでカーペット張替え:6畳でいくら?時間は?工程別の“つまずきポイント”大全
追加費用の目安|シミ除去・防汚/帯電防止・抗菌・家具移動・出張料・乾燥時間
カーペットクリーニングの見積もりで注意したいのが、基本料金に含まれない追加費用です。
業者によって設定が異なりますが、シミ除去や家具移動など、作業内容に応じて追加費が発生することがあります。
ここでは、代表的な項目と相場の目安を紹介します。
シミ抜きの難易度別・素材別の加算イメージ
シミ抜き料金は、汚れの種類と時間経過によって変わります。
コーヒーやお茶などの水溶性汚れは比較的落としやすく、基本料金に含まれる場合もあります。
一方で、ペットの尿やワイン、油汚れなどの酸化系汚れは専用溶剤を使う必要があり、1か所あたり1,000円〜3,000円程度の追加費がかかることがあります。
素材がウールやシルクなどデリケートな繊維の場合、色落ち防止処理を行うため料金が上がることもあります。
この点は、➡ダスキンなどの大手サイトで明示されており、依頼前に確認すると安心です。
➡ https://www.duskin.jp/servicemaster/spot/sm000040/
防汚・帯電防止・抗菌加工の価格帯と効果持続
近年人気が高いのが、クリーニング後の防汚・帯電防止・抗菌加工です。
これらの処理は汚れや静電気の再付着を抑える目的があり、再汚染防止と清潔維持に効果的です。
相場は1㎡あたり300円〜500円程度。
10畳(約16.5㎡)の部屋であれば、5,000〜8,000円前後の加算になります。
特にウールカーペットでは、静電気によるホコリの吸着を防ぐ効果が高いため、帯電防止加工をセットで依頼する人が多い傾向です。
定期的な施工で1年ほど効果が持続します。
家具移動・出張料・駐車場・乾燥対応など“見落としがちな項目”
意外と見落としがちなのが、家具移動・出張料・駐車場代などの諸費用です。
特に大型ソファやベッドを動かす場合、スタッフ2名体制となり、1点あたり1,000〜2,000円程度の追加になるケースもあります。
また、出張クリーニングでは最低料金や地域加算が設けられていることもあります。
➡おそうじ本舗では地域による料金差はほとんどありませんが、他社では駐車場代や遠方料金が別途請求される場合もあります。
➡ https://www.osoujihonpo.com/house-cleaning/room/carpet/
さらに、施工後に乾燥時間が長くかかる場合は、送風機の貸出や時間延長が有料になるケースもあります。
料金だけでなく、作業範囲とオプション内容を見積もり段階で明確にしておくことが、納得感のある依頼につながります。

失敗しない業者選びと見積りチェックリスト|トラブル回避の一次情報リンクつき
カーペットクリーニングを依頼する際に重要なのは、料金の安さだけで業者を選ばないことです。
表示価格が同じでも、作業内容や保証範囲、追加費用の有無は業者によって大きく異なります。
ここでは、安心して任せられる業者を見極めるためのポイントを紹介します。
1畳/㎡/式の違いと「最低料金」「一律料金」の注意点
見積り時に混乱しやすいのが、料金の「単位」です。
業者によって、1畳単位・1㎡単位・一式料金など表記方法が異なります。
たとえば➡おそうじ本舗のように「10帖以下一律16,500円(税込)」という明快な設定もあれば、➡白洋舍のように「1帖=1.65㎡換算で算出」する方式もあります。
➡ https://www.osoujihonpo.com/house-cleaning/room/carpet/
➡ https://takuhai.hakuyosha.co.jp/shop/pages/pricelist_carpet.aspx
どちらの方式も正しいのですが、単位が異なると比較が難しくなります。
契約前には、自分の部屋の帖数や㎡数を正確に把握しておくことが大切です。
また、最低料金設定がある場合は、狭い面積の依頼で割高になる点にも注意しましょう。
対応不可素材・色落ちリスク・免責の確認ポイント
素材によっては、業者が対応できないカーペットもあります。
シルクやウールの高級繊維、ラテックス裏地の劣化品などは、洗浄中に縮みや色落ちのリスクがあるため、見積時に必ず素材を伝えることが重要です。
たとえば➡ダスキンでは、色落ちの可能性がある場合には事前に「免責事項」を説明するルールを設けています。
➡ https://www.duskin.jp/servicemaster/spot/sm000040/
また、素材の経年劣化が進んでいる場合は、クリーニングよりも張り替えやフローリング化を検討したほうが費用対効果が高いケースもあります。
その場合は、以下の記事が参考になります。
➡ カーペットから防音フローリングにリフォームする工程を詳しく解説します!
口コミだけに頼らない:公式料金表と契約条件の突合せ
口コミやSNSで評判を確認することも大切ですが、最終判断は必ず公式情報に基づいて行いましょう。
なぜなら、ネット上のレビューは作業エリアや時期が異なる場合も多く、あなたの依頼条件と一致しないことがあるからです。
公式サイトの料金表やキャンペーン情報を確認し、**「何が基本料金に含まれるのか」**を明確にしておくと安心です。
また、電話やメールで問い合わせをした際の対応も、信頼できる業者を見分けるポイントです。
信頼性の高い一次情報として、以下の3社を確認しておくとよいでしょう。
白洋舍|https://takuhai.hakuyosha.co.jp/shop/pages/pricelist_carpet.aspx
おそうじ本舗|https://www.osoujihonpo.com/house-cleaning/room/carpet/
これらを比較しておくことで、相場のズレやオプション内容を自分で見極める力が身につきます。

“洗うか張り替えるか”の判断軸|ニオイ・劣化・健康面からの費用対効果
カーペットをどこまでクリーニングで延命できるか、あるいは張り替えたほうが良いか。
多くの方が悩むポイントです。
費用だけでなく、衛生面や快適性を含めた総合的な判断が大切です。
クリーニング限界の見極め:臭い戻り・縮み・劣化の症状
どんなに丁寧に洗っても、繊維そのものの劣化が進んでいる場合は、汚れや臭いが完全に取れないことがあります。
特に、ペットの尿やタバコの臭いは繊維の奥まで浸透するため、洗浄後に「臭い戻り」が起こることもあります。
また、裏面のゴムやラテックス部分が硬化している場合、洗浄時に縮みやひび割れが生じることがあります。
こうした症状があると、再度クリーニングをしても改善しにくいため、張り替えの検討段階と考えるのが自然です。
長年使用している場合は、施工前に「どこまで改善できるか」を業者に率直に聞いてみましょう。
無理に洗うより、リフォームした方が結果的にコストを抑えられることもあります。
張替え/フローリング化の概算比較と向き不向き
カーペットを張り替えるか、思い切ってフローリングに変えるか。
この判断は、用途とライフスタイルによって異なります。
6畳の部屋であれば、カーペット張替えは3万円〜6万円前後が相場です(材料+施工費込み)。
防音フローリングへの変更となると、10万円前後が目安になります。
たとえば、カーペット特有の防音性や温かみを残したい場合は張替えがおすすめです。
一方、掃除のしやすさやダニ対策を重視するなら、フローリング化の方が快適です。
実際の費用感や施工の流れは、以下の記事が参考になります。
➡ カーペットから防音フローリングにリフォームする工程を詳しく解説します!
➡ DIYでカーペット張替え:6畳でいくら?時間は?工程別の“つまずきポイント”大全
将来コストを抑える日常メンテと再汚染対策
カーペットの寿命を延ばすには、日常的なメンテナンスが欠かせません。
週1〜2回の掃除機がけはもちろん、年に1度はプロのクリーニングを利用することで、汚れの蓄積を防げます。
また、クリーニング後に防汚加工や帯電防止処理を追加しておくと、ホコリや皮脂の再付着を大幅に減らせます。
この加工は約1年ほど効果が続き、長期的に見ると再クリーニングの頻度を減らすことでコスト削減につながる点も魅力です。
さらに、家具の脚下にフェルトを貼ったり、カーペットの下に滑り止めシートを敷くことで、摩耗やシワの発生を防ぐことができます。
こうした小さな工夫が、清潔で快適な床を長持ちさせる秘訣です。
まとめ
カーペットのクリーニング料金は、帖数・素材・クリーニング方式によって変わります。
6畳ならおおよそ1万円前後、10畳なら1万5千円〜2万円台が目安です。
出張型・宅配型・専門洗いのいずれを選ぶかで費用の幅があるものの、公式サイトの料金表を確認し、見積条件を明確にすることが何より大切です。
➡ ダスキン|カーペットクリーニング
➡ 白洋舍のらくらく宅配便|じゅうたん料金表
➡ おそうじ本舗|カーペットクリーニング
さらに、シミ除去・防汚加工・家具移動などの追加費を把握しておくと、予算オーバーを防げます。
施工後の防汚・抗菌加工を活用することで、清潔さを長く保ちやすくなります。
もし臭いや劣化が強くなり、洗っても改善しない場合は、張り替えやフローリング化の検討もおすすめです。
その際は、以下のリクテカ記事が参考になります。
➡ カーペットから防音フローリングにリフォームする工程を詳しく解説します!
➡ DIYでカーペット張替え:6畳でいくら?時間は?工程別の“つまずきポイント”大全
カーペットは、日々の快適さを支える大切な床材です。
定期的なメンテナンスで、清潔で心地よい住まいを長く保ちましょう。

